大学評価
短期大学基準協会による適格認定
令和4年3月12日付で、一般財団法人短期大学基準協会による令和3年度認証評価の結果、適格と認定されました。同協会は「本協会が行う第三者評価において適格の判定を受けた短期大学は、高等機関としての質が保証されている」とそのウェブサイトの事業案内で宣言している。
詳細は短大基準協会作成の「四條畷学園短期大学 機関別評価結果」(PDF)の通りである。
この機関別評価では「特に優れた試み」として次のように数多くの本学取組が挙げられた。
基準Ⅰ 建学の精神と教育の効果
[テーマB 教育の効果]
- 保育学科では、「なわてジェンヌ手帖」を活用して、授業内外で「なわてジェンヌ」を合言葉に自らの振る舞いを振り返る機会を設けて人間性の涵養に努めている。学び・経験の集積としても意義がある「保育のソムリエ」(絵本、造形、手遊び・うた遊び、伝承遊びの 4 分野)について、全学生の初級取得が可能となる体制を整え、モチベーション向上を図っている。
- ライフデザイン総合学科では、授業の始業と終了時に「ライフ式立礼」を全授業で行い、「礼儀・礼節を重んじることができる人間性豊かな人材育成」を具現化してきた。令和 2 年度は、多くの科目がオンラインで行われたが、一部対面で実施した実習科目や演習科目、補講授業などでは、授業の始業と終了時に「ライフ式立礼」を徹底して行った。
[テーマC 内部質保証]
- 「学修成果の評価に関する方針(アセスメント・ポリシー)」を、機関レベル、教育課程レベル、科目レベルで定め、それぞれ査定の項目を分類、策定している。また「学修成果を焦点にした向上・充実のための査定(アセスメント)と PDCA」を令和 2 年度に作成し、全員で共有、活用して、教育の向上・充実を図る道筋をより明確にした。
- 本協会による内部質保証ルーブリックにおいて一定のレベルを満たし、全教職員が内部質保証に取り組んでいる
基準Ⅱ 教育課程と学生支援
[テーマA 教育課程]
- 基礎学力向上や SPI 対策用にスマートフォンに対応した「なわてドリル」を使用し、 教養教育の実施に取り組んでいる。
[テーマB 学生支援]
- 阪神淡路大震災の教訓から「ボランティア活動」を正課科目として設置しており、学生のボランティア活動を積極的に支援している。立地している地域の自治体や企業と連 携協定を結び、地域貢献やボランティア活動が活発に行われている
基準Ⅲ 教育資源と財的資源
[テーマA 人的資源]
- 専任教員全員の授業を対象とした教員相互による公開授業参観を前後期に1 回ずつ実施し、その内容を「公開授業参観報告書」としてウェブサイトに公開し、教員だけではなく学生も閲覧できるようにしている。
- 「メンター制度」を設けて、「メンター・メンティー研修」等を通じ、新入教職員のフォローアップに取り組むことで、職務に関係する規程等の理解を徹底するように努めている。
[テーマB 物的資源]
- 清風学舎では太陽光発電や中水(雨水)を水洗トイレに利用することで、省エネルギ ー・省資源対策を実践している
ただ、向上・充実のための課題の指摘もあり、この課題を真摯に受け止め、今後も自己点検・評価活動を継続し改善を行い、より良い短期大学の実現を図りたい。
<認証評価・自己点検評価>