四條畷学園短期大学

教育・研究・地域貢献

FD・SD活動紹介

FD・SD活動の紹介

四條畷学園短期大学は、教育活動の質的向上を目指しFD・SD委員会を設置しています。FD(Faculty Development)は、大学教員の教育能力を高めるため取り組みの起案、見直しを行う等、大学の授業改革のための組織的な取り組みを行っています。SD(Staff Development) は、教職員すべてを対象に、教育研究活動等の適切かつ効果的な運営を図り、FDと連携を密にして活動の円滑な運用をコーディネートしています。ここでは、四條畷学園短期大学におけるFD・SD活動の取り組みについてご紹介するとともに、関連する種々の情報を提供していきます。さらに、FD・SD活動のより一層の周知をめざし非常勤講師室に拡大した案内を掲示するとともに、ロゴマークを作成し資料に添付しています。

本学のFD・SD活動紹介

2014年度まで、四條畷学園短期大学が取り組んできたFD活動には、「入学時動機調査」、学生による「授業評価アンケート」、「授業についての満足度調査」、「教員相互による公開授業参観」の4つがあります。2015年度は、FD活動の取り組みの有効性を中心として、教育活動の質的向上を目指した検討を行いました。その結果「学生による授業評価」、「教員相互による公開授業参観」、「授業についての満足度調査(短期大学における全体的な授業についての調査)」の3点に絞るとともに、「教員相互による公開授業参観」は、2018年度後期から再開し、2019年度には前・後期2回の実施としました。「授業についての満足度調査」も、2018年度からの再開に至っています。さらに、大学教員の教育能力の向上をめざすための研修を企画・運営を行っています。また、FD委員会として2011年度から2014年度までの「学生による授業評価アンケート」と「教員相互による公開授業参観」を精査し、「関西地区FD連絡協議会」や「四條畷学園短期大学紀要」等へ発表する機会を得ました。2017年度からは新方式によるアンケートや評価方法で実施をしました。新方式によるアンケートは2年が経過したため、その結果をデータ整理・比較し、教員による授業評価アンケート報告書の回答を分類、傾向を探り「授業評価と教員報告書から見えてくる今後の課題」と題し、2019年度の四條畷学園短期大学紀要第52号に発表の機会を得ました。今後も、研修会への参加やFD・SD活動のあり方などについての情報収集に努めていきます。2020年度はコロナ禍により緊急事態宣言下の休校、開講後のオンライン授業の実施の中、個々の授業に対する「授業評価中間アンケート」「授業評価アンケート」「教員相互による公開授業参観」という通常のFD・SD活動が行えませんでした。その中で「オンライン授業評価アンケート」を作成し、前期後期ともにオンライン授業全般へのアンケートを実施しました。1年間の授業終了時の「授業についての満足度調査」は通常通り実施いたしました。2021年度は、全国的な感染者数の増減に従い、オンライン授業と対面授業を状況に応じて実施しました。そのため「授業評価中間アンケート」を省略し、「授業評価アンケート」を授業形態に即した質問項目に変更して、全教科で実施しました。1年間の授業終了時の「授業についての満足度調査」は通常通り実施いたしました。2022年度は、コロナ禍にありながらも感染症対策を行いながら対面授業を実施し、「教員相互による公開授業参観」を除くすべてのFD、SD活動を行いました。2023年度はコロナ禍で活動できていなかった「教員相互による公開授業参観」を再開しました。

1.入学時動機調査

4月に新入生を対象として、2010年度から2014年度までパソコンや携帯電話を利用して調査実施をしました。2016年度からは、広報委員会が担当し2018年度より調査することになりました。

2. 学生による授業評価(個別の授業の調査)

前期・後期末に個々の授業において、学生による「授業についてのアンケート」を実施し、授業改善を目指しています。アンケートの結果は、授業担当教員にフィードバックされ、その結果に対する教員からの意見(授業改善の方針など)を求めております。2005年度から2008年まで、毎年、これらの調査結果をまとめた「授業評価報告書―よりよい授業への改善を目指して―」を発行、2011年度から開始した新しいアンケート方法での調査結果も下記のリンク先に掲載し、学内はもとより、全国の短大にも配布してその内容を広く公開、本学の授業改善への取り組みに対する外部の意見にも耳を傾けています。さらに、2017年度からは、学生の満足度による授業評価ではなく、「授業到達目標の達成度(学修成果)を基準として、学生・教員双方が評価し、授業の課題・改善点を明確にする」、「中間アンケートを導入し、学生の授業への参加意識を高める」の2点をねらいとし、全授業科目を対象にしていたアンケートも、授業担当教員が特に授業改善が必要と考えている科目に絞った新方式で実施していきます。これらの変更に伴い、「教員による自己点検報告書」も内容を一新し、教務情報システム ポータルサイト(ユニパ)の活用で、処理能力の効率化と有効性を高めることにしました。2018年度からは、2017年度の方式を踏襲しつつ報告書の迅速な活用に向け、各期に報告することにしました。なお、調査結果のまとめについては、年度末に報告いたします。2020年度はコロナ禍により個々の授業に対する「授業評価アンケート」に替え、オンライン授業全般への「オンライン授業評価アンケート」を実施しました。2021年度は、全国的な感染者数の増減に従い、オンライン授業と対面授業を状況に応じて実施しました。そのため「授業評価中間アンケート」を省略し、「授業評価アンケート」を授業形態に即した質問項目に変更して、全教科で実施しました。2022年度には、コロナ禍ではあるものの感染症対策を行いながら対面授業を実施し、従来通り「授業評価中間アンケート」「授業評価アンケート」を実施しました。
以下のリンク先から、これまでの報告書をダウンロードすることができます。

  1. 2024年度前期 授業評価アンケート報告書(PDF)
  2. 2023年度 授業評価アンケート報告書(PDF)
  3. 2023年度前期 授業評価アンケート報告書(PDF)
  4. 2022年度 授業評価アンケート報告書(PDF)
  5. 2022年度前期 授業評価アンケート報告書(PDF)
  6. 2021年度 授業評価アンケート報告書(PDF)
  7. 2021年度前期 授業評価アンケート報告書(PDF)
  8. 2020年度 「オンライン授業評価アンケート」に関する報告(PDF)
  9. 2019年度 授業評価アンケート結果(PDF)
  10. 2019年度 授業評価アンケート報告書(PDF)
  11. 2019年度前期 授業評価アンケート報告書(PDF)
3. 授業についての満足度調査(短期大学における全体的な授業についての調査)

1月下旬から2月上旬にかけて実施しています。短期大学における全体的な授業についての学生の満足度を調査するものです。本調査は、2008年度からウェブサイトを利用し、パソコンや携帯端末から実施しています。調査結果は、2006年度以降、毎年度、小冊子「授業についての満足度調査」を発行、学内向けに公表し、2011年度からは本学教務情報システム(ユニパ)で配信を行ってきました。今般、本調査についても、下記のリンク先に2011年度以降の調査結果を掲載し、広く公表しています。なお、本調査は2017年度まで過去のデータを分析し、学生の満足度を的確に把握・活用できるようにアンケートの質問項目を刷新しました。特に、従来すべての学科で共通に実施していた質問項目を学科ごとに変更するとともに、回収率の向上を目的とし、各学科のFD教員が紙媒体を用いたアンケートを学生に直接実施する方式としました。なお、各学科長のコメントは従来の方式を踏襲することにしました。
下記のリンク先からその内容をダウンロードすることができます。

  1. 2023年度 授業についての満足度調査(PDF)
  2. 2022年度 授業についての満足度調査(PDF)
  3. 2021年度 授業についての満足度調査(PDF)
  4. 2020年度 授業についての満足度調査(PDF)
  5. 2019年度 授業についての満足度調査(PDF)
  6. 2018年度 授業についての満足度調査(PDF)
  7. 2014年度 授業についての満足度調査(PDF)
  8. 2013年度 授業についての満足度調査(PDF)
  9. 2012年度 授業についての満足度調査(PDF)
  10. 2011年度 授業についての満足度調査(PDF)
4. 教員相互による公開授業参観

前・後期に1回ずつ実施しています。授業を公開した教員が、参観者と文書で意見交換しながら授業を見直し、授業の質を高める取り組みです。専任教員は全員が一つ以上の授業を公開し、他の教員の授業を一つ以上参観することが決められています。この方法で2006年度後期から2009年度前期まで実施されてきましたが、上記の学生による授業評価と同様に見直しを行いました。従来と同じ枠組みを踏襲しながらも、2010年度後期からの再開にあたり、授業参観報告書の内容も改定し、同報告書の一部を本ウェブ上で公開することとしました。しかし、授業が公開されても参加できる授業が限定される、授業を公開した教員と参観者との意見交換が書面でのやりとりのみで完結してしまっている等、質を高める授業への取り組みに反映されにくいという課題がありました。そこで、2017年度は従来からの課題の解消に努めるとともに効果的な公開授業と参観をめざした内容に一新し、授業公開者と参観者のコミュニケーションの円滑化を図るために、教務情報システム ポータルサイト(ユニパ)を活用することにしました。2018年度は後期のみの実施でしたが、2019年度からは、前期にも同様のアンケートを実施しています。2020年度、2021年度、2022年度はコロナウイルス感染拡大防止のため中止いたしました。
下記のリンク先からその内容をダウンロードすることができます。

  1. 2023年度  授業参観報告書全面公開 (PDF:415KB)
  2. 2019年度  授業参観報告書全面公開 (PDF:828KB)
  3. 2018年後期 授業参観報告書全面公開 (PDF:828KB)
  4. 2017年後期 授業参観報告書全面公開 (PDF:363KB)
  5. 2014年後期 授業参観報告書全面公開 (PDF:15.5MB)
  6. 2014年前期 授業参観報告書全面公開 (PDF:16.3MB)
  7. 2013年後期 授業参観報告書全面公開 (PDF:15.4MB)
  8. 2013年前期 授業参観報告書全面公開 (PDF:17.9MB)
  9. 2012年後期 授業参観報告書全面公開 (PDF:4.8MB)
  10. 2012年前期 授業参観報告書全面公開 (PDF:6.8MB)
  11. 2011年後期 授業参観報告書一部公開 (PDF:3.5MB)
  12. 2011年前期 授業参観報告書一部公開 (PDF:2.2MB)
  13. 2010年後期 授業参観報告書一部公開 (PDF:2.2MB)
5.研修会

変化の激しい現代社会に適応できる能力を育成するため、大学・短期大学の教育は変革を求められています。一方で、学力や生活経験の違いなど多様な背景をもつ学生を前にして、従来の講義形式では知識の定着や応用が困難になってきている現状も見受けられます。アクティブラーニングが学生の能動的な学修を促す取り組みとして注目されています。そこで、2015年度は、学内で初めてFD研修会「アクティブラーニングと授業デザイン」を実施、2016年度は、2015年度の研修をさらに深めた内容の研修「ディープ・アクティブランニングの導入背景と具体的実践法」を実施しました。2017年度には、SD委員会と「コミュニケーション力を高める具体的実践法」を実施しました。2018年度は「アクティブラーニング」の理解を深め実践するための学びとして、「初年次導入教育としての教育ディベート」と題し、本学の教職員だけではなく非常勤や広く学内からも参加がありました。2019年度はメインテーマとしていた「アクティブラーニング」の最終年と位置づけ、本学の教員による「授業で使おう!アクティブラーニング」の研修会を実施しました。2020年度はコロナウイルス感染拡大防止の観点から、オンラインでの動画視聴によるFD・SD研修会を企画し、関西地区FD連絡協議会作成の動画「わかりやすい授業にするためには?」の視聴と事後のアンケート回答を実施しました。2022年度も2021年度、2020年度同様、オンラインによる動画視聴による研修としました。研修テーマは、2021年度研修時のアンケートで希望の多かった「アクティブラーニング」としました。事後のアンケートでは、参加者から概ね高評価を得ることができました。今後も、教学マネジメントを支える基盤として、授業改善に向けたFD・SD研修会を提供していきます。
下記のリンク先からその内容をダウンロードすることができます。

  1. 2023年度 研修会内容(PDF)
  2. 2022年度 研修会内容(PDF)
  3. 2021年度 研修会内容(PDF)
  4. 2020年度 研修会内容(PDF)
  5. 2019年度 研修会内容(PDF)
  6. 2018年度 研修会内容(PDF)
  7. 2017年度 研修会内容(PDF)
  8. 2016年度 研修会内容(PDF)
  9. 2015年度 研修会内容(PDF)
6. 「関西地区FD連絡協議会」会員校としての活動(2008年~2021年)

2008年度大学学部におけるFDの義務化を受け、FDの地域連携を目的とした関西地区FD連絡協議会が設立されました。本学はその設立年度より会員校として加わり、同会主催の研修会への参加、FD実践報告などを通し学内外に向けてFD活動への関心を喚起するよう努めてきました。同会はその先進的な取り組みでFD活動の定着と推進という役割を担ってきましたが、本学も含め各大学独自にさまざまな取り組みがなされ、FDのコンテンツも充実・拡大の様相を見せるに至り、2021年にその任を終えることとなりました。本学においては今後も独自のFD・SD活動に活発に取り組んでまいります。

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