四條畷学園短期大学

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2018/5/1
学長ブログ

2018年5月号 学長からのメッセージ ~こんなこと・あんなこと~

ペットの話題

(その1) 飼い犬数の推移 ~ 10年前には、飼い犬総数は1310万頭(2008)でしたが、その後徐々に減少し、2016年には 飼い犬 987万頭(飼い猫は 984万頭でほぼ一定)になっています。 一方15歳未満の人口は1717万人(2008)から2016年には1605万人に減少しています。 2008→2016減少率は、犬 25%、15歳未満の子ども 7%となります。 少子化のペース(減少率)は比較的コンスタントですが、飼い犬件数は激減しています。 単に、少子化がその要因とは言えず、高齢化や高齢者の単身世帯数の増加などが関係していそうですが、実際には、明らかな原因は指摘されていません。

(その2) ペットに育てられる子どもたち ~ 2016年4月~5月にかけての2週間 Webアンケートで、3,379名の子どもを持つ保護者から得られた情報です。 「お子様にとって、ペットを飼ってよかったこと」として  *ペットが病気になったときに心配し、思いやりの気持ちが表れたこと/*世話をすることを覚えたこと/*生活習慣の獲得/*責任感が芽生えた/*相手に対して思い遣ることができた/*命を大切に考えるようになった など、人間とは異なる生命の存在を肌で感じる機会を持てたことの具体例が書かれています。

(その3) ロボット犬AIBOその後 ~ 以前にも書きましたが、1999年にSONYから販売された ペットロボットAIBO は2014年に販売終了となりましたが、2017年から新たなモデル(aibo)が販売されています。 2014年に販売終了となったときには 多くの人々がAIBO-loss症状に陥り、全国でAIBO追悼式まで開催されたとのことです。 AIBOは「ヒト」の心だけを捉えたわけではなく、生きた子犬とAIBOとを一緒に育てると、子犬も AIBO を慕って、追いかけ・じゃれて・頬ずりなどをする様子が観察されています。 「生きもの」の心を掴むロボットを果たして事前に予測出来たのでしょうか。 改めて生きものの持つ「心」の不思議さを感じます。

(その4) 将来的には、飼い犬数の減少とaibo保有数の急増が生じるのでしょうか。 さらにヒト型ロボットとの同棲なども出てくるのでしょうか?

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