四條畷学園短期大学

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2018/8/1
学長ブログ

2018年8月号 学長からのメッセージ ~こんなこと・あんなこと~

H30年7月 豪雨

 H30年6月28日 から 7月8日までに 西日本を中心に これまでに経験したこともない程の 豪雨 に みまわれました。

 この期間の総降水量は 四国地方で 1800ミリ、東海地方で 1200 ミリ、九州地方で 900ミリ、近畿地方で 600ミリ、中国地方で 500 ミリを越える所があるなど、7月の降水量平均値の 2-4倍となったところがありました。 (九州北部・四国・中国・近畿・東海地方の多くで 24、48、72時間降水量が観測史上第1位なるなど、これまでの観測記録を更新する「大雨」となりました。)

 「H30年7月豪雨」で1000ミリ越え の 主な所は ①高知県馬路村魚梁瀬 1852.5ミリ ②徳島県那賀町木頭 1365.5 ミリ ③岐阜県郡上市高鷲町ひるがの 1214.5 ミリ ④長野県王滝村御嶽山 1111.5 ミリ でした。
 例えば 降水量 1800ミリ とは どの様な地形であれ 地面から 1.8m の高さまで 水が溜る(深さ 1.8m の水溜まりが 何処も一様にできる)と考えれば その凄さに驚かされます。

 昔は これほどの極端な「大雨」は殆どなかった とのことです。やはり 地球温暖化に関連した自然現象と考えられていますが 簡単に そのメカニズムを全て説明できるに至っていないそうです。

 気象庁の予測では 1時間降水量50mm以上(*1)の 一地点での年間発生回数は 将来(2076-2095年)とくに 西日本・沖縄/奄美 では激増する と予測されています(気象庁HPより)。

*1 気象庁用語では 非常に激しい雨(50mm~80mm/h)・猛烈な雨(80mm/h以上):災害発生状況では 都市部では 地下街に雨水が流れ込んだり マンホールから雨水が噴出する/土石流が生じやすい/多くの災害が発生する とされています。

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