四條畷学園短期大学

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2018/3/1
んぐまーま

2018年3月号 保育学科 ~子どもの世界~

今年「世界が平和でありますように」という一筆を添えた年賀状が届いた。その方からは随分長く賀状を頂いているが、このような内容の一筆は初めてで驚いた。これまでに記された言葉は全く異なるものであったのに、そういった言葉を賀状に認めるようになったのはなぜだろう。

いろいろ想像することはできる。しかし、本当のところは本人にしかわからない。いや、本人にもはっきりとはわからないこともあるだろう。それでも私は考えた。これもひとつの出会いである。ただこれだけのことでも、私にとっては生きているこの時間に深みと彩りを与えてくれるかけがえのない出会いである。

しかし、子どもたちの出会いはもっと純度の高いかけがえのない出会いである。

 ぼくときみ はじめてあった    こんにちは こんにちは
 ぼくときみ さんぽして      ちいさなきのみを みつけたよ
 ぼくがおいしそうって いったら  きみはきれいだねって いったよ

 ぼくときみ はじめてあった    こんにちは こんにちは
 ぼくときみ さんぽして      ちいさなカエルを みつけたよ
 きみはかわいいって いったけど  ぼくはちょっぴり こわかった

 ぼくときみは ちがうから     きみをすきになるのかな

 ぼくときみ はじめてあった    こんにちは こんにちは
 ぼくときみ さんぽして      おおきなくもを みつけたよ
 きみがほしいって いったら    みんなのものだよって いったね

 ぼくときみは ちがうから     きみをすきに なるのかな
 ぼくときみは ちがうから     みんなをすきに なるんだね

 ぼくからみんなへ こんにちは
     (「ぼくときみ」 作詞:鍬本良太郎/丸山ももこ、作曲:福井洋介)

子どもの世界がそのままに表現されている私の好きな幼児ソングのひとつである。子どもから学べることのなんと多いことか。

美しいものを少しでも多く次世代に贈ることが我々大人の重要な仕事である。

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